まこと不動産の徒然記

船岡山の麓で、一人でこじんまりと事務所をしている井上真の想う事を綴っています。

マイナス入札

ついに埼玉県深谷市の市有地の売却入札でマイナス入札が
あったようです。

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つまり、建物の解体費が土地の評価額を超過する為、
売却する側が購入者にお金を支払うという事です。

売却不動産の査定の際には、古家が土地の上にある事
が多く、その古家の解体相当額を土地の査定額から控除
しますが、私も何度かマイナス査定せざるを得ない物件が
ありました。建物にアスベストがあったり、解体の際の
重機が入らないような土地であったりして解体費用が
多額になる場合です。
不動産が、負債となる「負」動産の一例です。
売却する側がお金を受け取るのではなく、支払をしなければ
ならないわけですから。。。
不動産は「富」動産と「負」動産に分かれる時代となりました。

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